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2008年2月14日

【コラム】雪崩は額で受け止めるべし

アニメの制作現場というのは往々にして煩雑極まりないものだが、それは何も我々が怠惰だからではない。単純にモノが多いのだ。因みに写真は私の前に座る制作女史の机の上、横倒しに置かれたカラーボックスの上に降り積もったカット袋の山であり、このある種芸術的とも言える絶妙なバランスで成り立っている碧玉の至宝が、丁度私の目の前に鎮座ましましている。

貴殿も一度くらいは、否、一度と言わず経験がおありであろう。人間眠くなると自分でも正体の分からない妄念に取り付かれる事がある。今の私の場合がそうである。

この碧玉の至宝は、私があと5分以内にブログを更新しないと崩れ落ちてくる仕掛けになっているに違いない。無茶だ。ただでさえ慣れない文体でもたもたしがちな所、あまつさえ私は今激しく眠たい。どれ位眠たいかというとそれはもうヨットなんか使うより浮き輪でプカプカ浮いて太平洋横断した方が楽なんじゃないかしらぐふふなんて思えてしまう位には十分眠たい。しかし同時に、ってか飛行機でいいだろ、飛行機で、楽だし早いしなんて思える位の理性は残っている。ここが厄介だ。眠くて“慣れない”って打ちたかったのに“なれ兄”とか打っちゃってる中、微かに残っている理性により違うだろってかなれ兄て!みたいな無駄な独り突っ込みと共に“なれ兄”を“慣れない”に戻してしまうこの状態がタイピングのタイムを否応無しに引き伸ばしている。やばい。5分経ってあの割と重さのある碧玉群が落ちてくればもはや私の命はない。逃げればいい?馬鹿を言わないでくれ。男が命を惜しさに敵に背中を向けられるものか。それに何より私は制作だ。制作の血が私にそれをさせないだろう。制作とは…カットを守って生きるものだからな。フッ…
ドスン、ゴフッ。/////////////////////////////////////////////////////////////…

…あ、あれ?おっとよだれ…
やっば一時間経ってる!回収行かなきゃ!

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