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2008年6月10日

お邪魔いたします、小説版作者の有川です

おはようございます、こんにちわ、こんばんわ。ご挨拶は三択からご自由にお選びくださいませ。
初めてお邪魔させていただきます、有川浩と申します。小説版『図書館戦争』の作者です。
アニメ版『図書館戦争』、お客様を差し置いて恐らく私が毎回めちゃくちゃ楽しませていただいております。自分の作品を素材にしてここまでいいもの作っていただいたら作家冥利に尽きます。というかこの仕事初めてたかが5年目でこんな冥利いただいていいのかとちょっと慄き気味です。この先何十年分の幸運を今回で使い尽くしたのかちょっと不安です。しかもこんな晴れがましいところへ呼んでいただけて。

ですが、ただ呼んでいただけたはずのところへ担当さんから色々任務が乗っかってきましたので、まずはそちらを果たさねばならないことに。要するに告知なんですが。

その1:
小説版で『別冊図書館戦争Ⅱ』が8/9発売となります。相変わらずベタ甘仕様なので苦手な方はよろしくご回避お願いします(でも『別冊Ⅰ』よりはちょっとマシかも)。気にしてくださる方は気にしてくださっていた二人がメインです。また、6/27に電撃大王版コミック『図書館戦争SPITFIRE!』(ふる鳥弥生さん)が発売です。誰よりも私が待ってた! こちらもよろしくお願いします。クオリティの高さハンパないです。

その2:
めでたく8/6に発売が決まりましたアニメ版『図書館戦争』DVDのブックレットに、LaLaで『図書館戦争 LOVE & WAR』を絶賛連載中の弓きいろ先生が、1Pマンガを全5巻分描き下ろしてくださることになりました。4コマかなー、それともおまけマンガ風かなー。一刻も早く見てえー! というのは弓さんファンの方も同じですねー、私もおとなしく待ちます。ステイ! 自分にステイ!

その3:
同じくDVDブックレットに私もショートストーリーを書き下ろさせていただいてます。アニメファンの方も小説ファンの方も楽しんでいただけるようなものをと心がけました。小説の読者さんは先刻ご承知かと思いますが、例によって例のごとくラブコメ&ラブロマで一つ。この話はアニメなら、小説ならどの辺かなーと想像しながら読んでいただけると幸いです。

そんなわけで告知でございました。こんなところでよございましょうか、担当Tさん。

アニメ版『図書館戦争』のアニメスタッフさんや役者さんは、本当に皆さん気持ちのいい方で、小説版をとても大事にしながらアニメ作品を作ってくださいました。毎回毎回、そのキモチが絵から声からビシビシ体に当たってきます。
どれくらい小説版を大事にしていただいたかという一例として挙げさせていただくと、TV版ではどうしても尺が足りずに入らなかった堂上の台詞があったのですが(「お前は笠原を一体どうしてほしいんだ」原作ではこの後に続いていた台詞があり、台詞としてはその後半部分が肝でした)、DVDではこの台詞全体を可能な限り再現してくださるとのことで……
私は同じ尺、可能な範囲で台詞を後半部分に差し替えてくださるものと思っていました。いや、現実的に考えてそんなに尺を伸ばすなんてことには想像が及びませんよ! 長台詞分の尺を増やすって大変なことですよ! まさかそんなことをしていただけるとは、という感じでお話をいただいたときは愕然としました。
そしてアニメに関わる皆さんがどれだけ大事に『図書館戦争』を作ってくださっていたのか、改めて思い知った次第です。
役者さんたちも本当に気持ちのいい方ばかりで。
この方々に『図書館戦争』のキャラクターたちを演じていただけたことは一生の誇りです。

そしてわたくし、先程から「小説版」という言い方をしておりますが、その理由がここいらにあります。
これほどの作品を作っていただいたら、私はもう「原作者」とは呼ばれたくない。むしろ私が「手掛けていただいた」と言わねばなりません。
LaLa版コミックも電撃大王版コミックも然りでして。要するに、

全部等しく『図書館戦争』だ!
全部『本家』だ!
全部『オフィシャル』だ!

と叫びたいわけです。
私はその中の「小説版」作者ということで一つ。いや、現実には中々そうもいかない部分がありましょうが、気持ちのうえでは本当にそう思っております。
そして関係各位に言えることは、
「私の小説を選んでくださってありがとうございました。こんなに素晴らしい機会をくださってありがとうございました」
それだけです。それ以外、何もありません。

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